債務一覧表は、近年、大手はその開示にシブシブながらも応じるようになった。しかし、相手も。なかなかのワル(町越後屋)で、平気に改ざんを実行するようになってきた。2000年12月、某社の利用者が債務整理のため「取引記録の開示」を申し出た際、実際より借金を。水増しした取引記録を渡していたことが判明。その後、同社では社内調査を進め、03年6月に金融庁に対して行った報告では、水増し件数689件、総額約1億1300万円に上った。それの取引記録を詳細に把握していないことが多い。そこにつけ込んだ。確信犯的なヘコマカシをやらかしたのだった。その後、別のグループでも、同様な水増し工作が発覚した。こうなりや、利用者も自己防衛のつもりで消費者金融界はみんな、クロだと見ておいたほうがいい。
金庫内の総額がいくらになるのか、日銀の情報サービス課に問い合わせてみた。すると「機密情報なので答えられない」という答えが返ってきた。たしかなのは銀行券の発行総額が76兆円で、そのうちの何パーセントかが金庫内にあるということだけである。金庫内の総額は、いままで一度も公表したことがないというから、いかに厳重な警戒がなされているかわかるだろう。いっぽう、貨幣と金地金については、日本銀行のバランスシートに提示された金額とほぼ一致する。それによると、平成20年1月20日現在の金地金の総額は、4412億5340万9000円、貨幣の総額は1382億7176万5000円とあり、これが確実に金庫に納められた額ということになる。金庫内のお金については、当日出し入れのあったぶんのみ、機械をつかって毎日集計をおこなっている。引き出しや預かりの金額がそのときどきで変化するため、金庫内の総額は一定ではなく、月によって大きな幅がでる。いずれにしても大変な金額を保管しているだけに、10個の金庫室は重さ30トンもある強固な扉に守られている。関東大震災クラスの地震にもビクともしないらしい。暗号によるダイヤル錠がつかわれたり、廊下にビデオカメラが設置されて24時間体制で監視しているという噂もあるが、真偽のほどはわからない。詳しいことについては、「口外できない」と担当者が答える日銀の大金庫。日本経済を左右する日銀だけに、関係者の口が重いのは仕方のないところかもしれない。
2007年まではアメリカの不動産市場に投機マネーが流れていたが、サブプライムローンの焦げつきでサブプライム関連商品が暴落したため、今度は商品市場のひとつである原油先物取引に投機マネーが流入した。その結果、原油価格が急騰したのである。原油などの商品市場に参入している投資ファンドは、数百あるといわれる。しかも、彼らは稼げるチャンスと見れば集中的にマネーを投資して荒稼ぎし、そろそろ波が去りそうだと思うと、さっと引き揚げる。その証拠に、世界で一日に必要な原油は約8500万バレルとされているが、その何倍もの売買が日々執り行なわれている。目先の儲けを追う投機マネーにより、人々の生活に必要な物資の価格がつり上げられているのだ。