のんびり構えていたり、計算ミスの処理で手間取ったりしていると、全開解く前に時間切れという事態になりかねません。そこがセンター試験の怖いところ。模擬試験で偏差値七〇を超える受験生が、小さなミスの処理に時間を費やし、失敗するケースがよくあるのも、本番の東大入試を意識した時間配分に慣れてしまったケアレスミスによります。センター試験は、全受験生の平均得点が六〇%前後と考えれば実力のある受験生は、「時間の管理が下手」「処理能力が弱い」との弱点はあっても、常識的には、確実に七五%の点は取れます。しかし、時間管理などに問題のある人を七五%超に引き上げるのは、本当に難しいのです。だからこそ普段から本番を意識して勉強をしてもらいたいもののです。
受験専用ノートをつくり、お金がいつ、どのくらい必要かといったことも記入しておきます。出願の前に受験料を銀行に振り込むケースが多いのですが、指定銀行が学校によって違うので、間違えて振り込まないように。窓口出願の場合はおつりのないよう用意していくのがマナーです。合格発表後の話ですが、最近は手続き期間が学校によってかなり違います。そうした手続き締切日についてもこのとき一緒に記入しておくといいでしょう。またこのノートには、各校の受験番号とともに、その学校や塾の電話番号も写しておきます。受験は何か起きるかわからないので、万が一のときのために連絡先がすぐわかるようになっていることはとても大切です。親の失敗で「不合格」では泣くに泣けません。チェックを繰り返しながら進めてください。
成績のよい生徒と悪い生徒はノートを見ただけですぐわかるといわれています。その見分け方の1つとして、次のようなことを挙げることができます。成績のよい生徒は、問題を解く場合ノートに書くのは答えだけではありません。途中の過程をきちんと書いているので、どうしてそのように考えていったかを、あとから見直すときよくわかるようになっています。一方、成績の悪い生徒は答え以外何も書いていないということがとても多いのです。これらのことから、成績のよい生徒は結果だけでなく、なぜそうなるのかを常によく考えているということになります。逆に成績の悪い生徒は、途中の過程や考え方などはどうでもよいから、早く答えだけを知りたがり、結果だけにこだわります。このように見てくると、成績が上がるか伸び悩むかは、ノートのとり方しだいであるといっても過言ではありません。成績がよい生徒は自然にノートの使い方も上手で、考え方も常に科学的なものの見方になっていくのです。ノートをとるときに大切なのは結果だけにこだわらず、なぜそうなるのか、さらに考え方やポイントとなることを必ず書くようにしたいものです。